ふじこの不器用な生き様

母、『癌』だった。
専門クリニックの医者曰く、“非常に”珍しいタイプ（割合1％）で、ステージ高めの悪性、進行も早め。
だけど、すごくよく効く抗がん剤があって、治る確率は高い、らしい。

から、早く治療に入らないと転移は確実。
すでにホルモン治療は無意味な段階なので、紹介状を書く先の病院では抗がん剤が先か手術が先かの話からになるはずとか。

先生がもし担当なら（仮定）、抗がん剤から始める、と断言するくらい良い薬らしく、それで経過が良ければ手術は必要なくなる可能性もあるからと。

優しい穏やかな喋り方だけど母に向かってすごい強めに
『仕事は続けてくださいね。この癌に関しては特に、辞める意味は全くないですから。辞めたらダメ！』
と、何度も念押ししていたのが印象的だった。

とは言われてもね……な反応の母。
リアリストなドライな母もさすがに気弱になるよな。

夕方、仕事終わりの姉を交えて、何十年ぶり？かで、両親、姉、私の４人だけでの家族会議。

地元の癌センターですぐに初診の予約が取れればいいんだけど。
どこにするにしろ、総合病院での初診は姉が休み取って車出してくれることになった。
ありがたい。

いや…私も取ろうと思えば取れるんだけど
『ぞろぞろ行かなくてもいい』と母に断られた。
まあ、初診でMRIまではできんか…さすがに。

諸々の精密検査をして、その結果と治療法を決めるときには私も同行すればいいかな。


こんな私でも、ショックは受けた
けど、クリニックの言葉を信じて、完治する確率が高いのが気持ちの拠り所。

クリニックの後の昼ごはんでお酒を飲んだのを最後に、母は禁酒宣言。
明日、病院を決めて紹介状をもらった上で初診の予約を取るはず。

私は明日から禁酒する💪
※のんべが知れ渡っている会社の飲み会は除く。と言ってもしょっちゅうあるわけじゃないからな。


がんばろ…←意志薄弱なのが不安