不本意

パレード開始時間までの待機中、スポーツ新聞各社が旗を配っていた。
その内一社が、裏面に稀勢の里が優勝した一番の記事をプリントしていて、それを見つけた熊が「俺も欲しい」としつこかった。
もらいに行けばいいじゃん!って、言うのは簡単なほど、前列はレジャーシートがたくさん敷かれて歩く隙間がほとんど無い状態。
どこで配ってるかも分からないのでむやみに動いて戻って来れなくなる可能性大(^_^;)

「欲しくないやい!」と大見得切って諦めようとしても、すぐ「俺も欲しいよぉ・・」とつぶやいてうっとおしい熊。


しばらくしたら、後の方でその旗を持ったおじさんが配りに来て、人が群がってた。
熊の「あ!あそこに来てる!あれだよ!」ってセリフに、なぜか私が反応してしまい、ヒールが少し高いブーティを履いて、急いでシートの隙間をまたぎながらおじさんに近づく直前、シートを跨いだ片足をしっかりつけていなかったせいで、バランス崩して片足ひねった上に、膝からこけた。

痛い・・・

旗はもらえたけど、半べそで自分のシートに戻る。
始終を見ていた熊が、「あそこでまさかコケるなんて・・・」
「めっちゃ痛い!!膝擦りむいたし足捻挫した!!!!たかが旗の為に!」
ふじこ様、猛アピール(笑)

そしたら熊がなんて言ったと思いますか。

「旗をもらってきてくれたのはありがたいけど、怪我をしたのは俺のせいじゃないよ」

なんだとおぉぉぉ!?(♯▼皿▼)ノ

「お前の為に私はまったく要らない旗をもらいに行ってやったんだろうが!!」←ヤーサンふじこ出現(笑)

少しは罪悪感を感じているのかあまり強くも言えないらしく(笑)「俺が欲しいなんて言わなければ・・・」と反省セリフを吐く反面、「そんな高い靴を履いてくるからだよ」とか「怪我をしたのは自分の不注意でしょ?」とか・・・あくまで責任逃れをする男。


家に着いて足首がけっこう痛くなり始めて、奇跡的に薬箱に2枚残っていたフェイタスをこれみよがしに貼り、熊の目の前で擦りむいた膝を消毒。
「あー痛い。痛い痛い痛い。消毒液染みて痛い」

それでもなお「いやでもさ、高い靴履いてて怪我したこと自体は俺は関係ないと思うよ?」と地雷を踏みやがる。

「あーそうですか。私の独り相撲ですね。よく判りました。今後、ああいう場面が来ても、あなたの為には絶対動きませんから。私だって不本意な怪我は御免です。」

そう言われて弱気になった熊
「そうだね俺が悪かったです。俺がしつこくあの旗欲しいって駄々こねなければ良かったんだよね」
って、口では言ってるけど、内心は絶対「俺は怪我の責任は無い」って思ってるぜ?アレ。


足に関してはなんとなく、自己診断で大丈夫なやつかな?と思っていて、月曜まで傷みが取れなかったら整形外科に行くつもりだった。
昨日になって傷みはだいぶ引いていたので、一日片足首には負担をかけないように過ごして、体勢によりたまに痛いけど歩く分には問題なく。
フェイタス買って帰らなきゃ・・・


まあ、ここだけの話、これが逆の立場だったら、私も若干の罪悪感はあれど、熊と同じセリフ吐いたかも。
「もらってきてくれたのは感謝するけど、怪我をしたのは熊の不注意でしょ?」



熊にはナイショです。
(笑)

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